久電舎について
About
CONCEPT
コンセプト
「焼き」を創る。
Creating a “roast”
人に色々な個性があるように、「焼き」も様々な性格を持つ、個性豊かな生き物です。それぞれの素材、それぞれのコンセプトを大切に育んでいくことで、やがて商品として独自の個性が生まれます。
私たちは、どこまでも高品質の「焼き」にこだわり、理想の味を追求するため自社工場でオーダーメードのオーブンを製造できる技術とシステムを早くから確立しています。
お客様の想いを伝える営業部、その想いを実現させるため、検討を重ねる技術部。
度重なるディスカッションを通して、それはひとつのカタチとなり、お客様だけのオーブンが完成します。
「焼き」を創ること。それは「ニーズ」を創ることに他なりません。「焼き」を通してお客様のニーズにお応えする、それが私たちの役割です。
「信頼」を創る。
Creating a “credit”
当社では、「焼き」の数だけオーブンが存在します。その焼成品は、いつ、どこで、だれが作るのか。オーブンを扱う人は、プロからアルバイトスタッフまで様々であり、設置場所によってはかなりの省スペース化をも要求されます。
焼きの品質はもちろん、サイズ、熱源、効率化などを常に課題として掲げ、一貫体制により開発されたオーブンは、業界一の製品バリエーションとなりました。
九州工場では、徹底した工程管理と品質チェックにより、「安全性」と「安定性」、そして「耐久性」に優れたオーブンの生産をモットーとしています。
大切なのは、ユーザーを選ぶオーブンではなく、ユーザーから選ばれるオーブンであること。その答えが、「信頼」というカタチに反映されれば光栄です。
「進化」を創る。
Creating a “progress”
つねに時代の一歩先を行く「焼き」をカタチに。
それが、私たちの考える「カスタマイズ」の姿勢です。
私たちは、オーブン専門メーカーならではの経験と技術の蓄積を生かして、あらゆるジャンルで求められる「焼き」を実現すべく、様々な厳しい焼成テストを重ねています。味や食感、香りや色合いなど、徹底したデータ分析をもとにベストな焼成方法を検証し、オリジナル生産ラインのシステムを構築します。
私たちが考える「焼き」とは、焼きそのものの質はもちろんのこと、生産性と省エネルギー、そして容易なメンテナン スにも配慮したものです。
変革を続ける時代に合わせた、新しい「焼き」の技術開発の進化が、お客様にとって新たな企画や商品の創造力を生むヒントとなれることを願っています。
「満足」を創る。
Creating a “satisfaction”
お客様の発想、イメージ、アイデア、構想。これが、いつも私たちの出発点。
まず、市場にアプローチする商品企画と課題について商品の特長、購買層など十分な内容をお聞きし、「焼き」の仕上がりイメージを社内で追求、その実現に向けて設備と焼成プランを構築していきます。もちろん、専門メーカーならではの実例や焼成デー タを綿密に分析すること、市場調査も欠かせません。その上で、何度もチャレンジを繰り返し「焼き」の精度を高めていきます。
目標へのあくなき挑戦とこだわりが、新たな可能性を創造します。そして開発に成功し、お客様から喜んでいただけることが私たちの財産となります。
私たちは、開発型のメーカーとして、これからもお客様と二人三脚で、新たな「市場」に取り組みます。その先にある、消費者の「満足」を創るために。
TECHNOLOGY
技術情報
石窯の「蓄熱」を受け継ぎ、独自の技術で遠赤外線セラミックオーブンを開発しました。
伝統の技と先進技術を融合し、石窯ならではの本物の「焼き」を再現します。
深く、繊細な味と香りを醸し出す石窯の「焼き」。それは窯の内側の石が熱を反射して、素材をまるごと包み込むように加熱することから生まれます。
私たちは熱源とファインセラミックを窯内に組み入れ、石窯の「焼き」を忠実に再現できる遠赤外線セラミックオーブンを開発し続けています。
セラミックが放射する浸透力の強い遠赤外線は、加熱の立ち上がりが早く、焼成素材の表面だけでなく内層も同時に加熱することができるため、ムラのない焼き上がりを短時間で効率よく実現できます。
匠の技をオーブンで再現。
それが私たちの「焼きの方程式」です。
直火方式
Indirect radiation heat method
上火と下火の直接の熱で、ダイレクトに焼成品に熱を伝えます。
素早い加熱と熱効率の良い安定した焼きの直火方式。高温の焼成が可能なため、焼成品を選ばないことと、上火と下火の微調整が容易に得られるのも大きな特徴です。直火式ガスの場合は、炉内温度が高いのが特徴です。
直接熱風方式
Broiling by convection hot-air method
上下の対流ダクトから放射される熱風が、直接焼成品に熱を伝えます。
完全対流加熱方式による焼成により、熱源のリサイクルによる省エネ効果を実現。直接熱風で焼成するため、火抜けの良い焼成品目に適しています。また、構造自体がシンプルなため、トラブルが少ないのも特徴です。
間接輻射熱方式
Broiling method
上下のダクト間を循環する熱風により、熱せられた間接輻射熱が、焼成品に熱を伝えます。
間接輻射方式による均一な焼成は、直接熱風を嫌う超ソフト系焼成品目に最適。また、焼成炉内に熱源を配置しないことで、定期的な水洗いやメンテナンスを容易に行うことができるため、清潔な炉内の維持、安全性が飛躍的に向上します。
直火・対流熱風方式
Direct hot-air roasting method
直火と対流熱の両方を効率的にかつ効果的に焼成品に伝えます。
直火と自然対流による熱風との組み合わせ焼成により、ボリューム感を要求される焼成品目に最適。また、密封性の高い焼成室内設計のため、省エネ効果はもちろん、火通りが良く、ムラの無い焼成を実現。
SUPPORT
サポート
全国よりお客様をお招きし、効率性、生産性を追求する、
ここは「焼き」のラボスペース。
当社では、お客様の新たな「焼き」の可能性を広げるスペースとして、本店ソフトテックビル＝「焼きのラボスペース」を設置しています。いわば、「焼き」の情報発信基地であり、実験室でもあります。
ここでは、様々な種類のオーブンのラインアップをご覧いただけるのはもちろんのこと、焼成テストも行っています。
さらに、焼成テストによって蓄積したデータをご提供するほか、「焼き」のビジネスモデルや効率的な生産ラインの構築、個性あふれる新商品開発の研究といった、さまざまなご提案も行っています。
また、第一線でご活躍の講師を招いてのセミナーや技術研修も実施。お客様の様々な「焼き」へのニーズを、多角的にサポートしています。
ご質問、ご相談などがございましたら、ぜひお気軽にご来場ください。
Seminar Space
Lab Space
Machine Display Space
Machine Display Space
Test Baking
Exhibition
Show Room
Training Session
焼成テスト
魅力ある商品企画を、実際にカタチにして市場に送り出すためには、そのコンセプトを忠実に表現できる「焼き」の技術が不可欠です。めざす「焼き」の技術が、これまでにないものであれば、その「ないもの」を創り出すことが、当社の焼成テストの醍醐味です。
ガスでも電気のように、電気でもガスのように。色をつけずに焼き上げるなど目標に向かって何度も何度もテストを重ねて、「ないもの」をカタチに仕上げていきます。さらに「焼き」の品質だけに留まらず、時間短縮や生産量のアップなどメリットの追求を同時に行う点も、当社ならではの技術力といえます。
炊く・蒸す・揚げる、も「焼き」で応用。
久電舎の「焼き」には、食品の境界線がありません。
学校給食など、様々な分野で活用されています。 食材に熱を加える製法であれば、まずはご相談ください。
焼成テスト随時受付中
このWebサイトに掲載しているオーブンは、すべてご購入前に焼成テストを行うことができます。
現在稼働中のオーブンとの生産効率、省エネなどをお確かめください。※同等機種でのテストとなる場合もございます。
東京・大阪・福岡をサービス拠点に、広がる久電舎の「焼きのネットワーク」
久電舎では、東京、大阪、福岡に営業本部を設置。全国のお客様の「焼き」のご要望に、迅速にお応えするためのサービス拠点としています。また、本店(福岡営業本部)では、様々な焼きのデータベース及び、ビジネスノウハウを蓄積した「焼きのラボスペース」を開設。各営業本部とのネットワークを通じて、今必要な、一歩進んだ「焼き」の情報や技術、そしてサービスを全国のお客様にお届けします。即時性を実現する、久電舎のサービスネットワークにご期待ください。
徹底した内製化により、効率的でハイクオリティな生産ラインを実現する自社工場
久電舎では、自社工場に独自のオーブン製造ラインを構築。工場スタッフと技術スタッフが、設計からプレス、組み立てまでを一貫して行っています。この徹底した内製化により、開発者と製造者の連携体制を強化。製品の精度を高めるとともに、大幅なコストダウンを実現しました。また、作業の効率をアップするために、最新機器・設備を随時導入。常に、工場環境を整え、高品質とローコストの実現を目指しています。
本社所在地：東京都港区東新橋2-10-10
©Kyudensha Corporation